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超伝導リニアの体験乗車
2018/02/09
ブログ編集部(設計課)です。
少し前ですが、何かと話題になっている超伝導リニアの体験乗車に行ってきましたので
その時の様子を簡単にご紹介いたします。
JR東海さんが不定期で開催している体験乗車会があるのですが、3回目の応募にして
初当選となりました。 (この時の当選倍率は約20倍だったそうです)
場所は山梨県都留市のリニア実験センターで、東京から車で行く場合は、中央道大月ICで下りて、一般道を15~20分位走ることになります。
当日は午後からの乗車だったのですが、早めに現地入りして、隣接しているリニア見学センター(どきどきリニア館)で、リニアの歴史や、しくみを勉強したり、見学センター脇を疾走するリニアを見たりして、気分を盛り上げてから乗車しました。
・見学センター内のモニターには、走行しているリニアの情報が映し出されていました。
(白い車体のアイコンが現在置 赤丸が実験センター コース全長42.8km)
・見学センターから撮影したリニア
(時速500km走行らしいですが・・・、疾走感ゼロの写真でスミマセン)
そして、いよいよ乗車です!
車内は東海道新幹線と似た作りで青と白を基調にしており、座席は意外にも現行の新幹線よりも簡素な作りでした。
営業車両になったらもう少し豪華になるのか? 短い乗車時間(品川-名古屋間40分)や
重量を考えると、これがよいのか? 開業までのお楽しみですね。
肝心の速さについてですが、率直な感想を申し上げますと「本当に時速500km出ているの?」と
いったところでしょうか?
コースの殆どがトンネルなので、速さを実感できる部分が少なかったり、浮上走行により殆ど揺れを感じなかったり、良い意味での裏切りと申しますか、あっけない感じでした。
★今回初めて知ったのですが、リニアって常に浮いているわけではないんですね!
最初はタイヤで走行するんですが、時速100kmを過ぎたあたりでタイヤを格納して浮上走行へ
と切り替わり、逆に減速時には時速100km付近でタイヤ走行に切り替わっていました。
タイヤ走行ではそれなりに振動や騒音がありましたが、その分浮上したときの静かさが際立ち
ますね。 そういえば、減速してタイヤが接地した瞬間に、ゴムの焼けた様な匂いが車内に入って来たのですが、これには少々驚きました。
・車内のモニターには、先頭車両に取り付けられたカメラからの映像と速度が映し出されます。
(本日の最高速度は502kmでした!)
今回は超伝導リニアという次世代輸送手段を体感することが出来て非常に楽しかったです。
時速500kmで浮上走行する物体が軌道から飛び出さない様に、そして振動を打ち消す様に、左右の壁との距離や軌道からの距離をセンサーでキャッチして、磁力をコントロールする。
これを1秒間に何百回、何千回と繰り返していると考えると本当に感心します。
リニアの仕組みを知れば知るほど、その緻密な制御をどうやって実現しているのか興味が尽きません。
車の自動運転技術や、家電のAI化などハードウェア・ソフトウェア共に最近のテクノロジーの進歩には目を見張るものがあります。
そして、開発者・研究者の考えを形にする為には、我々基板実装業界も頑張らなければなりません。 これからも世の中の動きから取り残されない様に、新しい技術にチャレンジし続けて行きたいですね。
では、失礼致します。
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