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ソルダーレジストについて
2022/10/05

ケイ・オールブログをご覧の皆様、こんにちは
編集部(設計課)です
まだまだ残暑が続いていますね。
朝昼の寒暖差で夏バテの様な状態になる事もあるらしいです
皆様ご自愛ください。
こんにちは
ケイ・オールブログ編集部(設計課)です
さて、今回のブログでは、
「ソルダーレジスト」について、設計・実装目線で触れたいと思います
ソルダーレジストは、プリント基板の表面に塗布された
厚さ30um程の絶縁膜で、単に「レジスト」と呼ぶことが多いです
色は緑、青、赤、黄、黒、白が知られており、
緑が多いのはパターンも見やすく検査員の目にも優しいから、というのが通説です
このレジスト塗布の目的の一つに
「不必要な個所への、はんだ付着防止(の為に塗布)」
(意図しないところに、はんだが付着するのを防ぐ)
というのがありますが、これは塗布する側の目線です。
これを設計・実装目線で表現すると、
「(はんだ付けに)必要な個所のレジストを開口する」
となります
はんだ付けを行うには、レジストは名前の通り
抵抗物でしかありませんので、これを取り除く(開口する)ことが主眼となります

従って、設計者には適切なレジストの開口が求められます。
そして、このレジスト開口にもいくつか方法があります。
・通常開口:スルーホールやパッド一つずつに開口を設ける
・一括開口:複数のパッドをまとめて開口する
※狭ピッチの部品で採用されます。
※ショートした時に修正しづらい面がある。
・オーバーレジスト:レジスト開口よりもパッドを大きく設計。
※実装コプラナリティの面で有利とされる

レジスト開口形状は、データシートに載っていない事が殆どなので、
設計者は要求仕様・実装品質・ボードメーカーの
製作可能範囲などから開口形状を決定します
ケイ・オールでは、社内の実装部門や品証部門と協議して決定する事もあり、
これがケイ・オールの強みでもあります
以上、簡単ではありましたが、ソルダーレジストについてでした。
ではまた
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