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第9話：製品の善し悪しが決まる!?「X線検査・プリズム検査」

みなさん、こんにちは。
ケイ・オールの非公認キャラクター、梅雨が苦手なシサクワガタです。

森の仲間たちは、この時季から活発に活動し始めるけれど、
湿気が大敵でデリケートな私は、むしろ冬眠ならぬ夏眠したい気分です……

さて今日は、品質保持に欠かせない「X線検査・プリズム検査」について紹介します。
弊社では、BGA・QFN・SON・DFN・LGA・コネクタなどの目視できない部品すべてにおいて、X線検査での確認を行っています。

軟X線カメラ搭載の検査装置は、低倍率から高倍率までワイドなズーム機構で、高解像・高濃度分析能力を実現。
また、通常の入り口をL版まで可能な入り口に変更しています。

そして、X線検査では確認できない箇所の溶着状態の確認方法としてプリズム検査があります。
こちらは、BGA・CSPなど接合部がはんだボールであるもの、コネクタやソケットなど、顕微鏡では確認が困難な場合に使用します。
弊社では、リワーク作業やその他実装工程に関係なく、実装したすべての部品においてX線検査とプリズム検査を行っています。

それによって、次のような不適合事例が判定できます。

《X線検査》
・はんだショートの有無
・BGAボールと基板パッドのズレ
・BGAボールの大きさのバラつき
・はんだボール欠落
・実装位置のズレ

《プリズム検査》
・未溶解
・位置ズレ
・漏れ不良
・クラック
・なじみ不足
・過加熱

検査のみのご依頼も、お気軽にお問い合わせください。

X線検査・プリズム検査の詳細情報はこちら
https://www.kei-all.co.jp/bga/inspection.html

先日、どうにも調子が出ない日がありました。
すると、いつも面倒見のいい先輩社員が、私をこっそりX線検査してくれたのです。
なんと、ここ最近の急激な気温上昇で、私の体内が過加熱になっていました。
どうりで～。

令和のうちに公認キャラに昇格できるよう、今日も頑張ります！